滑らない直線定規 ナノピタ
事務作業等、お仕事をしている
右片麻痺の担当患者さん。
お仕事で定規を使うことがあるとのことでした。
その方は右片麻痺とは言っても、
運動機能は良くて感覚の悪い方。
そのため、左手で鉛筆を持って、
右手で定規を押さえることはできるけれど、
力の調整がうまくいかず、
定規を押さえる線がずれてしまっていました。
とりあえず試した方法は、
普通の定規の裏に、両面テープで滑り止めを貼る
という、至って普通〜の方法でした。
しばらくはそれで使ってもらっていたんですが…
先日、「滑り止め、剥がれちゃったんだよね。」
とのことでした。
ちょうど、子供用の便利グッズの載った本から、このようなものがあるのを知ったため、調べてみました。
Qスケール15
http://www.gomuq.com/qscale/
ただ、私の職場にお試しで使えるものはなく、
いきなり買うには、定規としては少しお高め…
他の方法ないかな〜と思いながら、
帰り道に寄った薬局で見つけたのが150円くらいの、
ナノピタ 直線定規 15cm
http://sonic-s.co.jp/pickup/4333
裏面に滑り止めがついていて、
滑りにくくなっています。
紙用の滑り止めと合わせると、
紙も定規も軽い力で押さえれば
線を引いても紙も定規も全く動きませんでした!
ただ、私の担当患者さんは
押さえる力が強すぎてしまう ため、
紙用の滑り止めと組み合わせると
力みすぎて、うまく線が引けませんでした。
紙用の滑り止めがない状態であれば、
紙が力の入り具合に合わせて机の上を
滑ってくれるため、ナノピタだけで
綺麗に線を引くことができていました!
お仕事でも試しに使ってもらいましたが、
使うことができたようです。
ただ、難点を挙げるとすれば、
ナノピタ15cmは幅が広くはないため
押さえにくいとのことでした。
試してはいませんが、
30cmのものは少し幅が広いため、
こちらのほうが良いかもしれません。
片麻痺の方で、机上に置いて紙を押さえることが
できる方であれば使えそうな定規です!
見た目は普通の定規なので、
仕事で使っても、学校で使っても
違和感はないですし、
何より安いので、試しやすいと思います。
備忘録も兼ねて。